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「沼地のある森を抜けて」の元ネタ本だった。ちょっとがっかり。梨木香歩の新刊だ!!と思って借りて来たのに。
何となく、元ネタ知ってしまうとちょっぴり萎えてしまうので私は途中で読むのをやめてしまった。 あの神秘性が一気に現実化してしまう。作者はその神秘な空間が現実にあるって伝えたいのだろうけど… けれど、アザラシの娘は気になる!! 「沼地〜」では異空間的で謎が多すぎたから。だから、気になる(汗 パラ読みしてしまった… 普通にアザラシの娘だった!! うぅ。読むんじゃなかった… よし。読まなかった事にしよう♪ 私の中の沼地はこの世の物じゃない。神秘のぬか床。卵を産むぬか床だから。アザラシの娘だって、この世のアザラシとは違うもん。 ここでちょっと嫌な予感が。 もしや、「春になったら苺を摘みに」も、そゆ話なのかな…からくりからくさ、りかさん、西の魔女が死んだ、の辺りのおばあちゃんと庭系の元ネタかも… 私は小説の世界を大切にしたいから、エッセイは読まない事にします☆けど、梨木香歩の筆致好きだから、見付けるとつい読み耽ってしまう。うぅ。この純文学的な筆致が大好きです!!どうかまた、物語を書いて下さいますようにっ(>_<)ノ☆ |
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これは、とても悲しくて、幸福の予感も救いもない、徹底して悲しいお話。
裕子と悟。 これは、Separationでも同じ名前の主人公と、犬のジョンが出てきた。 VOICEは、市川さんが最初に書いた小説だそうです。ハードの本の方では、Separationの後に一緒に収録されているお話です。 私は、Separationの方が好きだった。静かに消えていく彼女を悟は見守る事が出来たから。 どうせならば、短い人生を、出来るだけ長い時間好きな人と共に沢山の時間を沢山の思い出と共にすごして死んでいきたい。 市川さんのこの後の小説「いま、あいにゆきます」「恋愛写真」「Separation」の原点になっているお話です。 彼の小説のキーワードは、 「愛する人間との別離。不安。死の影。孤立。森。ランニング。懐古趣味。そして、恋人との一体感。」 だそうです。 VOICEにはこの全てが詰まっています。この後のお話にもこの全てが詰まっているのだけれど。 悲しくて悲しくて、少しでも、ほんのすこしでも、もっと裕子と悟には幸せになってほしかった。 市川さんとその奥さんの恋の物語を織り込ませたお話。 それが、全ての市川さんの小説の元になっていると思います。 昔自分がしていた陸上競技、奥さんは昔眼鏡をかけていて、真面目で。。。それは、「いま、あいにゆきます」を読めばわかる通り、自分の自伝的お話のように感じます。 彼のお話はどれも悲しくて切なくて、けれど愛おしくて。涙が止まらない。どこかあたたかくて、呟くようで、そっと囁かれる。 だから好きなのです。 心がほわぁっと暖かくなる。 どうか、市川さんとその奥様が、ずっとずっと幸せでいられますように。 |
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乙一が本を出したのは何年ぶりだろう。物凄く久々な気がする。
彼が精神的にリフレッシュするために海外逃亡(?)した時の本が出ていたから、その旅行に影響されて書いた話だと思う。乙一の外国を舞台にした話は初めて見た。 これは割と新しい本なのでまだ読んだ事の無い人が多いと思うので粗筋は軽く。 ヨーロッパ風の国を舞台にする、探偵と怪盗と主人公ぼくのお話。学校でも街でも人気の探偵と、怪盗の集めた宝の地図を手に入れたぼくは密かに会うことになった。そこから世界は大きくかわる。仕組まれた探偵と怪盗。本当の正義とは。そして、怪盗の正体は意外な人だった…。 ぼくは宝の地図を手にいじめっ子と共に宝を捜すことに。 推理もの(?)の粗筋をあまり言ってしまうと面白くないのでここまでに。乙一なのであまり推理でもホラーでもない感覚の話だけれど、なかなか新感覚で楽しめました。最後には怪盗の意外な真実に、ホロっときてしまいました。家族っていいなぁ。可愛い子には旅をさせようって言うものね。子供の冒険心と、勇気と、強さを育む。なんだか最後にあったかくなるお話です。 乙一のお話の中では1番じゃないけど、まあまあ好きかな〜ぐらいのお話です♪ |
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恋愛小説や、ありがちなミステリーに飽きた本好きの人にお勧めの一冊。けれど、好き嫌いはあるかもしれない。あしからず。
変わったものが読みたくて、図書館を見て回っていた。こんな時は、小川さんの不思議な世界が懐かしくなる。本が呼んでるって感じることってあるでしょ?この本を見付けたら、すごく読みたくなった。ちょっとこれは、中級〜上級者向けかもしれない。梨木果歩の作品程ではないけれど、純文学に近い。梨木果歩は上級者向けなので、初心者は眠くなってしまうかもしれない。この本は眠くはならない。けれど、とても深く、初心者向けではない。ありがちなストーリーを読み飽きた人にお勧めなのだから。小川さんの物語は、文学が好きな人が一度入れば、しばらくすると恋しくなるような世界だと思う。私は、本を読むと、好きな言い回しや好きな文章を書きとめておく。けれどこの物語には格言はこれといってなかった。しかし、この世界、物語そのものが1つの完成された格言のように感じた。一度入り込むと、しばらく現実に戻って来れなくなるような、いつまでも心の隅で疼いているような、そんな物語。「密やかな結晶」もそうだった。この二つの作品に共通するのは ”沈黙” ”沈黙の伝導師”と、言葉と記憶を少しずつ失っていく世界は、同じだった。似ている・・・かな。それはとてもおだやかで、そして、とても静かだった。 人の死を記憶する博物館。徐々に沈黙のあたたかくて静かな形見に引き込まれていく自分。村の誰かが息を引き取ると、その死に関する、その人の人生を語り、その人を死後も語る”形見”を収集する。時には窃盗もする。それは、ただのごみかもしれないものばかり。でも、それこそが、その人が生きていた頃を現し、恥ずかしながらも陳列されていく。 老婆、少女、庭師、沈黙の伝導師・・・。 小川さんの物語には、個人の名前が出てこない。それがより一層この世界、物語を、深くあたたかく、静かでおだやかに、心の奥底に濃い霧のように漂っているようなものに仕立てている。完成した、心地よい世界。 この作品を読んだ後で「博士の愛した数式」の映画を見に行ったので、この作品と重なる部分の多さに、とても感激した。老婆は、まさにこの作品の老婆そのものであるように見えた。そして、老婆との面接のシーンは、まさにこの作品での老婆との面接のシーンのままであった。屋敷の雰囲気も同じで、まるで世界を同じくして主人公が違い少女がいないだけのように見えた。小川さんの世界を忠実に再現していて、そのことにとても感動した。あの映画はやはり、この作品を読んでから見るとより感動できると思う。小川さんの作品が好きな人にはもう最高の映画である。 私が死んだら、この博物館には何が陳列、保存、記録されるのかな。 いつも書いてる日記かな。否、いつもつかっていて年季の入っているもの・・・しおりかもしれない。あ。いつも一緒に寝るモモのぬいぐるみかもしれない。そうしたらきっと、”ある文学少女のしおり”という題で記録されるに違いない。静かに、そっと、あたたかく。他の形見と調和し、密かに主張しながら、語り合い、溶け込むように。 |
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いつかパラソルの下で、のんびり海でも眺めてすごしたいね。。。
突然の父の交通事故死。そして、自分の家出した実家での厳しい生活。その厳しい教育をしていたあの父が、生前思い悩み犯してしまった過ち。 自分はなんのためにあの辛く厳しい青春時代を無駄に取り上げられてきたのだろう。 本当はきらきらしたものや綺麗な思い出をいっぱい作りたかった。。。なのに父はそれを許してくれなかった。 父の生前明かされることのなかった過去や過ち。そして壊れる母。 男には知られたくない秘密の一つや二つあるものさ 同棲している彼氏の言葉。。。 そして、家族の再生。 問題の無い家族なんて存在しない。他人が聞いたらそれはよくある話かもしれないけれど、当事者にとってはとてもとても大きな傷跡になるのだ。わかってほしいけれど、結局は他人だから仕方ない。結局は他人事でしかないのだから。。。 結婚とかお墓とかまだ考えられないけれど、別れたくない。ずっと一緒にいたい。新しい彼女作る気なら仕方ない。出て行くしかない。 そう思っていた私だけれど、彼氏は「女に安定を求めるような男、こっちから願い下げ」と、振られた。 この言葉はちょっといいなぁと思った。男の人って結婚する相手と彼女と分けたがる。でも、女の子にとってはそれは迷惑な話だなぁと思う。 理想の家族。。。いつか築けるといいなぁ。お父さんが家を出て行ってもう7年ぐらいが経とうとしている。私ももう20歳だから、大学卒業したら養育費も送ってもらえなくなるんだろうなぁ。未来は不安でいっぱい。自分が出て行ったほうが私たち兄弟は幸せになれると言って出て行ったお父さん。でもさ、家族一緒に暮らさなきゃ、それが消えない傷になるって、気づかなかったの?お金じゃこどもは育てられないよ。なんでもお金で解決しようとしないで。私たちは感情のある生き物なのよ?だから、私は理想の家庭を築きたい。あったかくて、何より子供たちが幸せになれる家族。それが私の理想。誰もが帰ってきたくなる、あったかい絶対の居場所。そんな場所にしたいと思う。問題の無い家族なんていないけれど、それでも、私の子供には、幸せな家族の中で育ってほしいと思う。 |
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