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これは、常野物語シリーズの3巻である。
なのに私は、光の帝国(1巻)の続編だと思って読んでしまった!! 2巻はエンド・ゲーム 蒲公英草紙は、ほんわりあったかくなり、最後は涙した。 いい話だ。 筆致は小川洋子や梨木香歩や新井素子のように特徴や独特な感じではなく、さらっとしている。 今回の一族は、一族の記憶を"しまう"ことを生業としている。 光の帝国とはまた違った、一族の違う角度から見た物語。 私は恩田陸なら、蛇行する川の〜が好きなので、なんだか物足りなかった。 ヴィヨンの妻と蟹工船読む合間に口直しに読んだから余計にぼんやりした作品に感じたのかも知れないけれど、蛇行〜と比べると、ハッとする場面も少なく柔らかく感じた。 取り敢えず、次はエンド・ゲームでも読もうか知ら。 |
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こんなに1冊の本に嫌悪したのは初めてだ。
この本は、太宰が疎開後の短編集らしいが、その殆どの登場する男が小説家であり妻子持ちであり、浮気をしている上に苦しんでいる。 腹が立つ!!苛々する!! 私の父は浮気者で、結婚してすぐから常に何人もと付き合っていたりして家をあける事も多く、挙げ句の果てには内縁の妻、子を二人持ち、二人目の出産時に私の母と離婚している。 だからこそ、そんな私だからこの小説にこんなにも苛々するのかもしれないけれど、女なら誰でも嫌なんじゃないか? 浮気をして他に子供を作り、家も立て、家族4人で幸せに暮らしているのに、私に電話でごめんねと泣く父。 父が家を出た時まだ弟は幼稚園に通っていた。それなのに、向こうの異母弟はもう中学生だという。 やるせない。私も中学生だった。なのに、私達よりも長く一緒にいられる異母弟妹が憎くて仕方ない。 だというのに、この話は何だ!! 苦しんでいるのを一緒に苦しむ妻だとか、酒場で働けば家にいるより会えて幸せだとか、そんなわけないじゃない!!!!そんなの、苦し過ぎる!! 私は断固浮気男を許さない。憎み続ける。 でも、私は浮気する。 浮気性は、父譲りなのか?笑えない。 けど、ここ最近は浮気心は起きていない。不思議。 結婚が決まってからかも知れない。 浮気だけは絶対出来なそうな人と結婚をする私。 この先に、この小説のような結末が待っているというなら、今ここで死んでしまいたい。 |
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「沼地のある森を抜けて」の元ネタ本だった。ちょっとがっかり。梨木香歩の新刊だ!!と思って借りて来たのに。
何となく、元ネタ知ってしまうとちょっぴり萎えてしまうので私は途中で読むのをやめてしまった。 あの神秘性が一気に現実化してしまう。作者はその神秘な空間が現実にあるって伝えたいのだろうけど… けれど、アザラシの娘は気になる!! 「沼地〜」では異空間的で謎が多すぎたから。だから、気になる(汗 パラ読みしてしまった… 普通にアザラシの娘だった!! うぅ。読むんじゃなかった… よし。読まなかった事にしよう♪ 私の中の沼地はこの世の物じゃない。神秘のぬか床。卵を産むぬか床だから。アザラシの娘だって、この世のアザラシとは違うもん。 ここでちょっと嫌な予感が。 もしや、「春になったら苺を摘みに」も、そゆ話なのかな…からくりからくさ、りかさん、西の魔女が死んだ、の辺りのおばあちゃんと庭系の元ネタかも… 私は小説の世界を大切にしたいから、エッセイは読まない事にします☆けど、梨木香歩の筆致好きだから、見付けるとつい読み耽ってしまう。うぅ。この純文学的な筆致が大好きです!!どうかまた、物語を書いて下さいますようにっ(>_<)ノ☆ |
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これは、とても悲しくて、幸福の予感も救いもない、徹底して悲しいお話。
裕子と悟。 これは、Separationでも同じ名前の主人公と、犬のジョンが出てきた。 VOICEは、市川さんが最初に書いた小説だそうです。ハードの本の方では、Separationの後に一緒に収録されているお話です。 私は、Separationの方が好きだった。静かに消えていく彼女を悟は見守る事が出来たから。 どうせならば、短い人生を、出来るだけ長い時間好きな人と共に沢山の時間を沢山の思い出と共にすごして死んでいきたい。 市川さんのこの後の小説「いま、あいにゆきます」「恋愛写真」「Separation」の原点になっているお話です。 彼の小説のキーワードは、 「愛する人間との別離。不安。死の影。孤立。森。ランニング。懐古趣味。そして、恋人との一体感。」 だそうです。 VOICEにはこの全てが詰まっています。この後のお話にもこの全てが詰まっているのだけれど。 悲しくて悲しくて、少しでも、ほんのすこしでも、もっと裕子と悟には幸せになってほしかった。 市川さんとその奥さんの恋の物語を織り込ませたお話。 それが、全ての市川さんの小説の元になっていると思います。 昔自分がしていた陸上競技、奥さんは昔眼鏡をかけていて、真面目で。。。それは、「いま、あいにゆきます」を読めばわかる通り、自分の自伝的お話のように感じます。 彼のお話はどれも悲しくて切なくて、けれど愛おしくて。涙が止まらない。どこかあたたかくて、呟くようで、そっと囁かれる。 だから好きなのです。 心がほわぁっと暖かくなる。 どうか、市川さんとその奥様が、ずっとずっと幸せでいられますように。 |
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乙一が本を出したのは何年ぶりだろう。物凄く久々な気がする。
彼が精神的にリフレッシュするために海外逃亡(?)した時の本が出ていたから、その旅行に影響されて書いた話だと思う。乙一の外国を舞台にした話は初めて見た。 これは割と新しい本なのでまだ読んだ事の無い人が多いと思うので粗筋は軽く。 ヨーロッパ風の国を舞台にする、探偵と怪盗と主人公ぼくのお話。学校でも街でも人気の探偵と、怪盗の集めた宝の地図を手に入れたぼくは密かに会うことになった。そこから世界は大きくかわる。仕組まれた探偵と怪盗。本当の正義とは。そして、怪盗の正体は意外な人だった…。 ぼくは宝の地図を手にいじめっ子と共に宝を捜すことに。 推理もの(?)の粗筋をあまり言ってしまうと面白くないのでここまでに。乙一なのであまり推理でもホラーでもない感覚の話だけれど、なかなか新感覚で楽しめました。最後には怪盗の意外な真実に、ホロっときてしまいました。家族っていいなぁ。可愛い子には旅をさせようって言うものね。子供の冒険心と、勇気と、強さを育む。なんだか最後にあったかくなるお話です。 乙一のお話の中では1番じゃないけど、まあまあ好きかな〜ぐらいのお話です♪ |
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